学生ローンの風評被害

さて、当サイトではマルチ商法等の被害を最小限に食い止めるべく、過去の事例なども例に挙げて解説してきた。
ところで、マルチ商法と学生ローンは、なぜいつも結びついてしまうのだろうか?
蜜月の関係とさえ言う者もいるが、実際のところ裏で繋がっていたりするのだろうか?
当たり前の話だが、裏で繋がっているという事は断じてない。

なぜ関連性を持たれるのかというと、マルチ商法などに食いつく被害者たちは、金を持っていない事が多い。
そこで、勧誘員たちは学生ローンで借りさせ、現金を騙し取っているのだ。
被害者たちが現金を持っていれば、学生ローンで借りさせる必要もなく、勧誘員たちの手間もかからずに済むわけだ。

現金を持ち合わせていない被害者たちが大半を占める中で、勧誘員たちは学生ローンが密集する高田馬場で、最終的な勧誘をしている事が多い。
これは、被害者たちに考える時間を与えず、スムーズに学生ローンに連れていき、金を借りさせる為の常とう手段なのである。
したがって、高田馬場に連れてこられたら、まず学生ローンで金を借りさせられると思って間違いない。
もしそのような展開ななったら、スキを見て逃げる事をお奨めする。
そして、携帯などに連絡がきても、無視を貫く事が重要だ。
絶対に出てはならない。
出れば、また言いくるめられてしまうのがオチである。

では、学生ローンはこうした事実に対して、どういった対応をしているのかが気になるところだが。。
学生ローンはもちろん対策に興じている。
注意喚起の貼り紙やチラシなどを見せ、申し込み者全員に注意を呼び掛けているのだ。
決してほったらかしというわけではない。

学生ローンからしても、こうした悪質商法との繋がりを疑われる事自体不名誉な事だし、道義的にも見過ごすわけにはいかないのだ。
また、学生ローンがマルチ商法を嫌う理由は、もう一つある。
申し込み者が悪質商法に騙されてしまい、学生ローンも見抜けずに貸付を実行した場合、後になってからのトラブルが物凄く多いのだ。
場合によっては元金のみで和解したり、最終的には貸し倒れになる事もしばし見られる。
このようなハイリスク・ローリターンの申し込みは、学生ローンからしてもありがたいお客とは言えないのである。

よって、マルチ商法と学生ローンを関連付けるのは、誤った認識として理解してもらいたい。
それともう一つ言っておきたい事がある。
日頃から何かあった時には、インターネットを利用するなどして、とにかく自分で調べるという習慣をつけてもらいたい。
怪しい話があった時、調べればいくらでも出てくるので、関わらない方が良い事が自分で判断する事ができる。
また、学生ローンが怪しいと思えば、それも調べる事がだ。
例えば、登録をきちんと受けた会社なのかどうかなどは、調べればすぐにわかる事だ。
調べもせずに頭ごなしに学生ローンを批判する事は、場合にとっては名誉棄損になりかねない。
また、思い込みで相手を避難する前に、学生ローンがちゃんとした会社なのかどうかを調べる事が先だ。
それを怠り、勝手な思い込みで避難をする事はやめてしかるべきである。

ちょっとキツイ言い方になってしまったが、インターネットを活用し、自分で調べる。
自分で調べる能力を身に着ける事こそ、自分の身を守る最大の武器なのだ。
その辺も踏まえ、よく考えて行動をとってほしいものである。