SNSによる危険なビジネス

マルチ商法やネットワークビジネスに騙されないようにするには、どうしたら良いのだろうか?
人を見たら泥棒と思えという諺もあるが、それはさすがに寂しすぎるというものだ。
ただ一つ言える事は、疑ってかかる習慣は持っておいた方が良いという事だ。
ただし、お金が絡む場合に限る。
しかも、そのビジネスを知るキッカケが、ミクシィなどのSNSによるものは要注意だ。
確率として、100%と言って良い可能性で騙しである事は間違いない。

最近では、SNSで未成年者を中心に集め、ネットブジネスと称する怪しいビジネスが跋扈しているようだ。
ある友人に頼み、試にツイッターで勧誘をする若者たちとコンタクトをとってみた。
まず聞きたいのは、どういった内容のビジネスなのか、諸費用はいくらかかるのか?
そして、いくら儲かるのか?この3点だ。

彼らの回答はこうだ。
まず、びじねすの内容は実際に会ってからでないと話す事はできない。
いくらかかるのか等の質問にも答えない。
だが、いくら儲かるのか?という質問だけは、1ヶ月100万円は儲かると何度も言う。
明らかにおかしいのは間違いないが、なぜこのような手口に多くの学生が騙されてしまうのか、不思議でならない。
勧誘する者たちは詐欺師故、相当口が達者なのだろうが、冷静に考えれば怪しい事くらいわかるというものだ。
実際に彼らとツイッターでやり取りしてみて、やり方はうまいとは思えないずさんな手口だ。

現在、彼らのビジネスをインターネットで検索すると、彼らのツイッターしかヒットしない。
まだはじまったばかりで、被害者たちが騙された事に気づいていないのだろう。
騙された事に気づきだすと、ヤフー掲示板や2chなどですぐにヒットするので、すぐに調べはつくのだが…
それにしても彼らも初期段階では警戒しているのだろう。
なかなか尻尾を出さない。
実際に合わないうちは、具体的な話は一切出すつもりはないようだ。

しかし、きにかかる事が一つある。
なぜ、未成年者ばかりなのだろうか?
未成年といえば、未成年取り消し権があり、取り消しを主張する事によって契約を解除できる。
まさかとは思うが、それを狙っての行為だとすると、犯罪行為である。
立派な詐欺罪となろう。
しかし、こもビジネスの胴元は、かなりヤバイと思う。
彼らとて、未成年者ばかり相手では、未成年取り消しを喰らう恐れがあるというのに。
恐らく応じるつもりがないのだろう。
結構大きな問題になりそうだ。